不安な気持ちになったとき。おすすめの精油。
時としてどうしようもなく不安な気持ちになったり
呼吸が浅く強迫観念に取りつかれていると感じることはありませんか?
そんな時におすすめの精油
■フランキンセンスの精油
ウッディーで、わずかにレモン的なにおいがあるスパイシーな、一度嗅ぐと忘れられない香り
英語でフランキンセンス。古いフランス語で「ほんとうの薫香」を意味することばです。ときどきこれを
olibanum(オリバナム)とも呼びます。これは「レバノン産の油」ということからきているのだと思います。
エジプトではこれが神々への捧げものとして祭壇でたかれ、また瞑想を助けるものとして使用されました。
瞑想はいくつかの宗教で、いまでも伝統として実践されています。
かつてはこれで病人を燻蒸して、その人間にとりついている悪霊をはらうのにも使われていました。
エジプト人はよく、乳香をシナモンと合わせて用い、手足の痛みを和らげていました。
ヘブライ人とエジプト人は莫大な富を費やしてこれをフェニキア人から輸入していたほどです。
その当時、乳香は貴重なものでした。(ほとんど黄金なみでした)これが幼な子のイエスに贈り物として献げられたのです。
エジプト人はこれを化粧に用いて若返りのパックをしていました。
中国人は乳香が瘰癧(リンパ腺の結核)とハンセン病を治療するのに役立つことを発見しました。今日では、これを香水の保留剤として
使用しています。
平静な感情をおこさせ、呼吸をスローダウンさせます。
これによって、心にげんきさを与え、心をなごませる効果をもたらします。人をなぐさめ、ややリフレッシュさせる作用のために、
すぎさったことに結びついた不安な心理状態、強迫観念に取り憑かれた心理状態を平常にもどすのに有益です。
(アロマテラピーのための84の精油/ワンダ・セラー著より)
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